「当世結婚事情」

当世結婚事情

まずは、昭和から平成にかけての結婚事情を概括的に見てみましょう。

「昭和40年代の結婚事情」
昭和初期から昭和40年くらいまでは、7割が  お見合い結婚だったといわれています。そこには、親戚やご近所のお節介おばさんがいて、適齢期の男女がいれば、頼みもしないのに縁談話を持ってきてくれたそうです。

「昭和40年代後半以降の結婚事情」
時を経て、昭和40年後半ぐらいから好景気を背景に、会社では大量採用の時代に入ります。特に女性の社会進出は目覚しく、会社は若い女性が増え、日本独自の終身雇用や年功序列制度と相俟って職場結婚も歓迎されることとなりました。こうして結婚事情もこのころから、お見合い結婚から恋愛結婚(職場結婚)に主流が移ることになりました。

「平成の結婚事情」
しかし、現在の結婚事情はまた様相が変わりました。会社の評価制度は年功序列から実績主義へと変わり、終身雇用も実態的にはかわりつつあります。また、会社内の倫理・規範が厳格に求められ、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントなどハラスメントに対する考え方は大きく変わりつつあります。職場での恋愛は、以前ほどおおらかなものではなくなりました。また、女性と男性の賃金格差がなくなり女性の地位の相対的高まりともに、結婚適齢期ではなく出産適齢期が意識されることになりました。

「お相手の身元確認」
これらの状況を背景に結婚相談所の役割がたかまっています。ITの発達に伴って、どこで会うかではなく、誰と会うかが重要なキーワードとなりつつある昨今。お相手の収入や福利厚生制度と出産に伴う協力的態度については、結婚前に十分確かめることができます。それらを間に立って可能にするのは、第三者的立場の結婚相談所の大きな役割です。

結婚相談所には結婚までの間に相当の費用を払う必要がありますが、その役割を考えれば相応の経費と言えると思います。

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